[血液型]A型、蟹座
[趣 味]剣道三段、ゴルフ(全盛期シングルだった)、乱読書、車好き
【学歴・職歴】
東京農工大学、工学部生産機械工学科を卒業、1979年4月富士ゼロックス株式会社に入社。1984年4月、株式会社タマサービスに入社。ワイシャツ専用工場建設・大型直営店出店、多様化した衣料に対応できる設備の導入・高速立体仕分け装置の導入などタマサービスの成長を支える。1996年12月代表取締役社長に就任。ソルベイ社、東京洗染、日華化学の協力のもと、ソルカンドライ機の導入開始や、システム24とソフトウェア運用支援サービス契約を締結、直営店の労務管理のシステム化、営業データの活用などを推進。2007年洗浄状態をモニターできる監視システムを導入、ウィッシュと改善活動支援サービス契約の締結。ワイエイシイの協力のもとジャケット専用人体フォーマー導入やジャッケットの自動採寸機構などを有し品質/生産性に優れ働きやすい仕上げラインを構築。合わせて立体ハンガーの導入を行う。2018年10月、取締役会長に就任し、2020年8月退任。





タマサービス(以下タマ)はクリーニング業として1956年に創業して以来、順調に業績を伸ばしてきました。一時は、取次店のスタイルで店舗が200~300店にまで増え、営業の地域も東京、埼玉、群馬まで拡がっていきました。しかし、取次店のような一部を業務委託する形では、従業員の教育・指導がとても難しく、お客様からのクレームも増えてしまいました。また、取次店経営者の裁量によってお客様への対応がバラバラになってしまい、顧客満足度が上がらないという問題に直面しました。そこで、直営店なら基礎教育や研修をすることで接客技術を向上できると考え、業界では早い時期に直営化を進めました。同時に少数店舗で利益の出る形に移行し、株式譲渡時は直営54店舗、委託取次7店舗計61店舗を経営していました。
M&Aというゴールに向かって経営者がしなければならないのは、良い会社にするということです。良い店舗があって、良いお客様に恵まれて、良い従業員がいて、利益が上がって、財務状態がきちんとしている。そんな会社なら、社員にも事業継承する会社にも負担をかけずスムーズに引き継ぐことが出来ます。良い会社にする努力を続けてきて、今の年齢になってやっとM&Aが出来たということです。M&Aを考えている人に自分の経験を話すとしたら「僕は15年かかったよ」と最初に言いたいです。その努力を怠ると、後継者に苦労を押し付けることになります。「もうダメだから頼む」ではなくて、良い状態の時にバトンタッチすることが大切だと思います。
ユーゴーにはサンキューカードという理念があります。私と家内はこの内容にとても共感しました。クリーニング屋をやって苦労してきた事の答えや、社会人としての行動がサンキューカードの中に書いてあるのですから。新人にはまだピンとこないと思いますが、ベテランになればなるほど思い当たることがある内容だと思います。タマはベテラン社員が多いのですが、サンキューカードを読んでもらうと「こういう考えの会社なら大丈夫だ」と一気に安心感が広がった気がしました。
M&Aというと「会社を売っちゃったんだ」とネガティブな見方をされる事もありますが、実際は全然違っていて、社員の幸せを願ってお互いに会社を良くしていこうと未来志向で協力しているわけです。まだ始まったばかりですが、社員も落ち着いていて、繁忙期でもスムーズに仕事をこなしています。次の決算内容を見れば、またやりたいことも出てくるでしょう。




